9LED会場全体の様子農業用AGV農業用ドローン 私の入社後の初仕事は経済産業省中部経済産業局の新連携補助金PJの獲得(後の生育ナビ)でした。その関わりは、何も知らない私に翌日打合せに必要なシステム概要作成(施設園芸+スマホ+AI+クラウドのポンチ絵)の突然の依頼でした。開発連携を組む予定である農研機構様(国の唯一の農業研究機関)、愛知県様(農業総合試験場)、IT工房Z様(環境モニタリング装置開発販売)、そして中小企業の支援機関である経済産業省中小機構様に当社がやりたい事を納得していただく必要がありましたが、その説明資料が無い状況でした。それ以降、私にとって異分野、異業種であるスマート農業との関わり(その学習も含め)が始まりました。それと同時に、このような新しいコト始めができるITAGEは面白い会社だと思いました。 新連携の補助金PJ(施設園芸作物の生育状況見える化システムの研究開発)の申請書類、事業計画書作成、中部経済産業局でのプレゼン審査会等、短期間での大変な対応の中で補助金PJを獲得できました。この補助金PJは横井さんを開発リーダーとし、令和元年8月にスタートし、令和3年3月で完了しました。令和3年4月以後はまだまだ不足している実証実験を継続しており、新連携での研究成果を商品化すべく開発活動と訴求活動を実施しています。 当社は農業界には縁も所縁もなく、農業界への営業力もありませんが、生育ナビを今後販売していかなければなりません。その為には農業界への生育ナビの訴求活動が重要です。農業界への当社認知によるお友達作りが重要となります。 社員の皆様、いつもご苦労様です。担当統括部長の野田です。今回、ITAGE PRESSへ初寄稿させていただきました。 私事ですが、令和元年1月に入社し早3年が過ぎ、4年目に入りました。歳月の流れの速さには驚くばかりです。 生育ナビの訴求活動の一貫として、国内最大の農業総合展示会である農業Week スマート農業EXPO(令和3年10/13〜15:幕張メッセ)に生育ナビを出展させていただきました。新型コロナ第5波含む長引く緊急事態宣言がやっと解除された直後の展示会でしたが、3日間で27,456人を集客し大盛況で幕を閉じました。スマート農業EXPOでは、各メーカーの最新のAGV、ドローン、ロボットと自動運転システム、そして環境制御装置等のたくさんのモノが展示されてました。 私達の食を支える国内農業生産は、就業人口の加速度的減少、就業者の高齢化(平均年齢67歳)、空き耕作地の増加等の問題を抱え、危機的状況とも言えます。今後10年で若い世代に引き継ぎ、就業人口が更に減少していく中でも、生産量確保、効率化、品質向上が急務であり、その解決策がIT化によるスマート農業です。 生育ナビは作物生育状況の見える化ソリューションですが、他社での同種同類の展示は無く、当社が当分野でのリーディングカンパニーの位置付けである事に今回確信を持ちました。今後、当社は農業生産者に生育ナビの必要性を理解していただき、新たなマーケットを創出していかなければなりません。その為には、お友達作りが重要です。その意味でもたくさんのお声掛けをいただき、今回のスマート農業EXPOへの出展は有意義なモノとなりました。MakuhariMesse生育ナビのスマート農業EXPO出展に想うコト
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