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12 自社製品「Collie」の紹介です。Collieのコンセプトは「誰でも簡単にAIに学習、教育させて、自分自身で育てたAIで判定を行えるアプリケーション」です。そのため、高度なプログラミングを必要とせずにマウスクリックでAIを扱うことができます。Collieの名前の由来は、一番賢い犬種「ボーダー・コリー(Border Collie)」から取りました。その理由は、犬に色々と教育することで人の代わりになってやってくれるという点が製品のコンセプトとマッチしており、三文字で呼びやすい、イメージキャラクターを作りやすく、アイコンが印象に残りやすいというところから決めました。 Collieで出来ることは、大きくは以下の2点です。[1] ユーザーが教えた内容を学習して、AIが判断してくれる。[2]学習させたAIは他のシステムと連携することが可能である。  まず[1]の内容についてですが、Collieには学習させるためのデータ作成機能がついています。データ作成機能を用いて、カメラから取り込んだ映■に対して、教えたい情報を登録していきます。教えたい情報を作成することができましたら、次は、AIに対して学習を行います。Collieではボタン一つで学習を行なうことができるため、簡単にAIに学習させることができます。最後に、AIを使って判定させます。カメラ映■を取り込んで判定ボタンを押すことで、結果が表示されます。 次に[2]の内容は、Collieで作成したAIは、判定した結果を他のシステムへ通知できるため連携することができます。また、2021/11/15現在で使用している安価で長期供給可能な組み込みボードでは、種別判定が50fps, 領域推定が20〜30fps、個体別領域推定が1fps(以前は1フレームあたり40秒ほどかかっていました)と高速演算させることができています。そのためシステム連携時に端末が多く必要になったとしても、組み込みボードを使うことでコストを抑えることが可能です。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■Collieはノンプログラミングかつ簡単な操作でAIを使うことができます。(1)TOP画面から、どのようなことをAIに判定させたいのか選択します。(2)Menu画面の「学習データ作成」をクリックして学習データを作成します。学習データの作成は撮影ボタンを押すだけで作成されます。(学習データ作成画面参照)(3)Menu画面の「学習実行」をクリックして学習を実行します。学習を実行しますと、AIがどれだけの精度で判定可能かどうか可視化します。

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